静岡支部
1 会員数
静岡支部の会員数は102名です。年齢層もベテランから若手までバランス良く保たれています。
共同事務所が多く、会員の過半数が複数弁護士事務所に所属しています。
2 法律相談
弁護士会では月曜日から金曜日まで毎日一般法律相談を行っており、ほとんどの会員が順番に担当しています。
弁護士会以外での法律相談は、市町村役場と法律相談センターが契約を締結し、若手弁護士及び中堅弁護士を中心として派遣しています。
また、クレサラ専門相談を行っており、債務整理・破産申立等の多数の相談・依頼が寄せられています。
さらに、成年後見制度の施行に合わせ、高齢者・障害者専門相談も開始しています。
これらの各法律相談からの事件依頼については相談担当弁護士の直接受任を原則とし、若手会員の業務にも貢献しています。
3 破産管財人業務
静岡地裁本庁管内の破産事件は急激に増加しており、多数の若手会員が破産管財人に選任され多くの破産事件を処理しています。
4 国選弁護
国選弁護事件については、80歳以上の会員は免除されますが、残りのほとんどの会員が順番制で担当しています。
5 当番弁護士
72人が当番弁護士に登録しており、待機制の当番弁護士制度を支えています。
6 会務
ベテラン・中堅・若手のいずれもが熱心に会務活動を行っています。
特に、若手会員に補助金を出して、陪審裁判及び法科大学院についての日弁連アメリカ調査団に多数参加させたなどの実績もあり、司法制度改革の各活動は全国的にも名を馳せています。
浜松支部
1 浜松支部の会員と弁護士活動の現状について
浜松支部は会員59名の支部です。うち、女性会員は4名です。刑事弁護では、国選弁護は全員受任体制をとっていますが、外国人の国選弁護と当番弁護士は登録名簿制をとっています。また、民事弁護では、クレサラ相談、成年後見制度における後見人等、及び破産管財人については登録名簿制をそれぞれ採用しています。
2 静岡県の人口と浜松支部管内の人口比
浜松支部会員が主としてかかわっている静岡地方裁判所浜松支部及び掛川支部の管轄区域は、静岡県西部、具体的には東は菊川市・掛川市から西は愛知県に隣接する湖西市まで、北は長野県に隣接する水窪町までで、人口比では静岡県民の35パーセントにものぼります。他方静岡県弁護士会の会員は233名ですが、浜松支部会員は上記のとおり59名にすぎず、約25パーセントにすぎません。したがって、静岡支部・沼津支部に比べると、浜松支部における会員1人当たりの県民人口比は最も高いので、若手弁護士が活躍できる余地は十分あると言えます。しかも、浜松支部会員のうち、菊川市に女性会員が1名開業していますが、58名は浜松市内で開業しているため、静岡地方裁判所掛川支部周辺での若手弁護士の開業が望まれています。
3 静岡地方裁判所浜松支部及び掛川支部等の新受件数の推移について
両支部の民事訴訟件数は、平成10年度から同年13年度まではいずれも600件台でほぼ横這いでしたが、平成14年度は811件とかなり増加しています。不動産担保権事件は平成11年度以降は微増しており、破産事件は平成13年までは1000件以内でしたが、平成14年は1540件と激増しています。また、浜松簡易裁判所及び掛川簡易裁判所の民事訴訟、民事調停事件も平成11年以降は増加の一途を辿っており、とりわけ調停事件は激増しています。
現在、掛川市において法律相談センターを開設し、浜松支部と静岡支部の会員が協力して相談活動にあたっています。
沼津支部
1 沼津支部の現状について
沼津支部は会員72名の支部です。このうち44名が沼津市に、17名が富士市に事務所を構えており、その他三島市、熱海市、伊東市、下田市などにそれぞれ1名から数名の弁護士がいるという状況です。
伊豆半島の南端である下田市では現在法律相談センターを開設し、沼津支部の会員の協力のもとに運営していますが、2004年5月に県内ひまわり公設事務所第1号となる下田ひまわり基金法律事務所が開設される予定です。
会員相互の意思疎通、お互いの信頼関係もとれており、また静岡支部・浜松支部の独自性と両立しながら成り立っています。
2 風光明媚な沼津支部
三島市から東京までは新幹線で1時間であり、地理的不便さは全く感じません。富士山・箱根・伊豆と風光明媚な景勝地に囲まれ、温泉も多く、温暖な気候にも恵まれています。弁護士の需要もまだまだ十分にあり、一度当支部を訪ねて頂ければと希望しています。
就職に関するお問い合わせ先
静岡県弁護士会
電話054(252)0008
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