第一東京弁護士会の現況
歴史と会員構成
 第一東京弁護士会は,大正12年5月8日に設立され,昨年,創立80周年を迎えた歴史のある会です。
 当会の会員は,平成16年3月1日現在,2562名(うち女性391名)です。20歳代の会員が,302名(男性218名,女性84名),30歳代の会員が,615名(男性446名,女性169名)という構成です。近年は,毎年約130〜140名前後の修習修了者が新規に入会していますが,新入会員数が年々増加するにつれ,若手会員の占める割合が大きくなり,会員の平均年齢の若返りと女性会員の急増が顕著となっています。

会館・会員のための施設
 現在の弁護士会館は,平成7年に建てられました。この弁護士会館には,当会のほか,日本弁護士連合会,東京弁護士会,第二東京弁護士会,法律扶助協会等の関連団体が入居しています。このため,東京三会の連携は非常に密であり,法律相談センターの運営を始めとして,三会協同の試みも多く実践されるなど他会との交流も盛んです。
 尚,当会は,11階から13階フロアを所有しています。11階には,役員室,事務局,面談室及び会員控室が,12階には会議室が,13階には図書室があります。面談室は13室あり,依頼者・会員間の打ち合わせに自由に利用していただけます。また,図書室は当会の特色の一つでもあり,きめ細やかな蔵書検索サービスが会員に好評です。修習生の皆さんが当会に入会後,日々の業務の調査にきっとお役に立つものと思います。

多摩支部
 東京には区部だけでなく,多摩地域にも法律事務所がありますが,これらの法律事務所は,若干傾向が異なっています。多摩地区といっても,人口は370万人もあり,企業数も多く,ここを管轄する東京地裁八王子支部は,全国の地裁本庁と比べても五番目くらいに多い事件を処理しています。これに対し,法律事務所を構えている弁護士は,三会合計でも三百数十名ですから,区部に比較すれば,弁護士密度はかなり低くなります。一般の市民事件だけで相当の需要があり,多摩地域の弁護士は,早期に独立する傾向が見られます。弁護士会の活動も多摩支部中心の独自活動が年を追って充実し,意欲的に活動しています。

弁護士法人渋谷シビック法律事務所
 当会では,平成15年5月に,都市型公設事務所「弁護士法人渋谷シビック法律事務所」を,渋谷に開設しました。当会の法律相談センターと(財)法律扶助協会の法律援助センターも同居しています。都市型公設事務所は,都市部における事件過疎解消(公益的事件等の受任)を目的とするほか,地方公設事務所に赴任する弁護士の育成・支援,弁護士任官の拠点,裁判官の他職経験受け皿,刑事弁護活動充実の拠点等,東京の弁護士会が直面している様々な問題に対処していく活動を行うことを目的としています。
 この公設事務所は,所長弁護士のほか,若手弁護士4名(55期2名,57期2名)が在籍しており,さらに事務所外の様々な専門分野を持つ130余名の会員が支援弁護士として事件処理にあたっています。従って,若手弁護士が,広い範囲の事件処理能力を養うには,好適の事務所環境であると言えるでしょう。多くの方々の参画をお待ちしています。

総合法律研究所(「総法研」)
 高度で専門的な法知識が求められる現在,会員相互の研究・発表の場として,「総合法律研究所」があります。
 部会制になっており,会社法,知的所有権法,倒産法,スポーツ法学等,11の部会が設けられ,若手会員を中心に各専門分野の研究を活発に行っています。どの部会も,新入会員は,大歓迎です。是非こうした研鑽の場をも利用し,専門分野の確立に役立てていただきたいと思います。

●日弁連司法修習生のページを見る●
就職に関する情報について
 日弁連は,一定の期日が過ぎてから就職情報を公開することを決め,全国の弁護士会に徹底しています。東京三会では,前期修習を考慮し,前期修習の起案終了日以降,およそ6月末頃に各会に所属する会員事務所の採用情報を公開します。司法修習生は,この時期を確認して,法律事務所の情報を入手し,就職活動をしてください。
 採用事務所情報は,当会において閲覧できるほか,当会ホームページ(http://www.ichiben.or.jp)上でも公開しています。是非アクセスしてみてください。

就職説明会
 当会では,修習生の就職問題に対処するため,全国に先駆けて,就職問題を継続して検討する「弁護士就職情報センター運営委員会」を設置し,修習生及び既登録弁護士の就職活動が円滑に行われるよう諸問題の解決にあたっています。
 この委員会が主導となり,当会では司法修習生を対象とした「就職説明会」を毎年行っています。これは,当会に所属する採用希望法律事務所が,会場内にブースを設け,訪れる司法修習生に事務所の概要を説明し,質問に答えるというものです。平成15年度から,東京三会が連日して説明会を開催し,修習生がより参加しやすくなりました。平成16年度は,10月9日〜11日に実施いたしました。
 当会の就職説明会は,平成16年度で6回目の開催となり,年々参加修習生が増加しています(平成16年度の参加修習生は325名。)。当会の新入会員に実施したアンケート調査では,説明会参加者の48%が,説明会で面談した事務所へ入所しているという結果が出ています。40を超える採用希望事務所が一同に集まる機会は滅多にありません。このような機会を通して皆さんの就職活動が実りあるものとなれば幸いです。

メッセージ
 大規模弁護士会は「会員相互の交流が少ない」とのイメージを持たれている修習生が少なくないのではないでしょうか。第一東京弁護士会は,会員相互の自由な意見交換を重んじ,会全体として後進を育てていこうとする気風があります。司法修習生の面倒見の良さでは定評のある当会ですが,このアットホームな関係は新入会員にも引き続いています。
 修習修了後,各弁護士会に入会すると,「新規登録弁護士研修」が行われますが,当会の新規登録弁護士研修では,法律相談・国選弁護等の実務研修において,事務所外の指導弁護士をそれぞれに配するという独自の制度をとっています。これは,先輩弁護士の弁護技術のみならず,様々な体験や助言をも吸収してもらおうという試みです。また,新入会員は,希望する委員会に研修委員として参加いただき,委員会活動を通じて先輩弁護士と共に活動します。事務所の枠を越えた先輩弁護士と接する様々な機会があり,新入会員には大きな刺激になると好評です。
 現在,当会においても連日のように「司法改革」についての議論が熱くなされています。是非,こうした議論に参加していただき,司法改革の風を体感してください。   
 司法修習生の皆様の入会を心よりお待ちしております。

就職に関する問い合わせ
 事務局  山口
 Eメール recruit@ichiben.or.jp
 電話   03−3595−8582
 FAX  03−3595−8578
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