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(2009年11月更新)
山梨県弁護士会の現況
 山梨県は,日本列島のほぼ中央に位置し,北東部の秩父山塊,西部の南アルプス,北部の八ヶ岳山麓と南部の富士山に囲まれた山岳県であり,森林が県土の約78パーセントを占めています。地理的・文化的に甲府盆地を中心とする国中地方と富士北麓に広がる東部富士五湖地方と大きく二つに分かれております。このような地域区分に応じて甲府地家裁本庁の他に都留支部があります。人口は,平成21年5月1日現在で869,572人となっております。
 このような地域を支えているのが,当弁護士会であり,平成21年10月1日現在,会員数84名のいわゆる小規模単位弁護士会です。84名のうち男性が78名,女性6名となっており,また,本庁所在地の甲府市に81名,北杜市に1名,都留支部管内の都留市(ひまわり基金法律事務所)と富士吉田市にそれぞれ1名となっています。
 当会で行なっている様々な活動について紹介します。
 なんといっても様々な委員会活動が活発に行なわれています。会則上の常置委員会が9,その他の特別委員会が35あり,ほぼ全会員が何らかの委員会に所属し,平均すると一人5〜6委員会くらいを掛け持ちで受け持っています。特に,広報,消費者問題,子どもの権利,人権擁護,民暴センター,刑弁センター,高齢者障害者支援センター,法教育などの委員会は日常的に活発な活動を行なっています。
 法律相談事業は当会の活動の大きな柱となっています。現在,法律相談センターによって運営されている月曜日から金曜日まで(毎週火,木曜日には午前,毎週木曜日には夜間も実施)の有料相談を弁護士会館において実施しております。殆どの会員で分担して対応しており,いつも予約で一杯の状態です。また,毎週火,水,木曜日のクレサラ無料相談,さらには高齢者障害者支援センターによって運営されている毎月第2,4木曜日の会館での有料専門相談に加え,出張相談などもあり,市民の幅広いニーズに対応できる態勢を整えています。また,当会が主催するもの以外にも,県・市町村,その他諸団体から委託された外部法律相談も多数あり,活況を呈しております。
 平成14年6月からは,ADRの一環として民事紛争処理センタ―を立ち上げました。訴訟にまで持っていきにくい少額事件を中心にベテラン弁護士が関与し,迅速な解決を目指しています。
 当会では毎月全員昼食会を開催しており,半数を超える会員が一堂に会す機会となっており,最近の日弁連の状況等もこの場で周知されています。地元の山梨学院大学に設置された法科大学院に対しても会を挙げての協力体制が取られているところです。さらには,法教育委員会が中心となり県下の各小,中,高校に弁護士を派遣して行う出前授業や毎年夏に恒例となった子どもロー・スクールの開催,その他,会が主催する市民集会,無料法律相談会の実施等,市民に開かれた司法を実現するための様々な諸活動が多くの会員の主体的参加によって行なわれている状況です。
 司法制度改革の集大成ともいうべき,平成21年5月21日から拡大した被疑者国選弁護事件と同日以降実施となった裁判員裁判対象事件については,刑弁センターが中心となって名簿を作成してこれらに適切に対応できる態勢を整備し,現在のところ順調にその運用がなされています。
 これ以外にも,刑事当番弁護士,破産管財人等の供給,行政の各種審議会・委員会等への推薦等多種多様な活動を行なっており,まさに地域における司法,地域住民に身近な司法を実践しているところです。
 最後に弁護士偏在問題について一言。平成20年9月,都留市にひまわり基金法律事務所が開設され弁護士1名が配属となりましたが,現在84名の会員中甲府市に81名が集中していることからすると,依然として偏在化は解消されたとはいえない状況にあります。もっとも,山梨県の場合,甲府を中心に考えたとして,自動車で約1時間あればほぼ全域をカバーできる状況にあり,偏在はしているが過疎はない,との認識です。しかし,真に市民に身近な司法を実現するには,いつでも気軽に相談できる弁護士へのアクセスの道が確保されていなければなりません。今後の弁護士増員問題への対応も含め,そのための施策も検討すべき時期に来ております。

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 当会は,現在84名の会員で各自個別の業務を行ないながら,さきほど述べましたように様々な会務活動に参加しています。これは,個別の業務を行ないながらボランティアで会務活動を行なうという単純な図式ではないと考えています。当会の会員の多くは,地域社会に密着しつつ業務を行なうと同時に,さらに会務活動を通じて地域社会の公益に貢献し弁護士として存在意義をアピールしています。弁護士は地域社会の様々な場面において重要なファンクションを果たす存在でありたいという意欲の現われともいえ,このような存在であってこそ個別の業務の拡大充実も図り得るものといえます。
 修習生の皆さんはどのような弁護士像を持ち,あるいは持とうとしているのでしょうか。大都会で国際的な事件や大企業のビジネス最前線の事件に関わり,専門性を高めていくことは大変に有意義であり,まさに一つの弁護士の像といえます。
 これから否応無しに弁護士が増加していく中で大事なことは自分の個性と能力をどのように発揮していくかのイメージを持つことだと思います。
 もし,地域社会の中で,地域に密着し,地域の中で重要なファンクションを果たし,かつ夕日に赤く染まる富士や南アルプスの峰々を仰ぎながら,うまいワインのグラスを傾けている弁護士も悪くない,と思う方は一度当会を覗いてみたらいかがでしょう。

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