関弁連って、なぁに?
日本には,各地方裁判所の管轄区域ごとに1会(東京だけ3会),合計52の弁護士会があり,これら全国の弁護士会は,日本弁護士連合会(日弁連)を設立しています。(いずれも,弁護士法で,設立が義務付けられています。)
 この他に,日弁連と各地の弁護士会との間に位置する弁護士会連合会(通称・ブロック)が,全国に8つあります。同じ高等裁判所の管轄区域内の弁護士会が,規約を定め,日弁連の承認を受けて設立したものです。
 関弁連は,関東甲信越の各県と静岡県(東京高等裁判所の管轄区域)にある13の弁護士会(東京,第一東京,第二東京,横浜,埼玉,千葉県,茨城県,栃木県,群馬,静岡県,山梨県,長野県及び新潟県)によって構成されている連合体です。
どんな目的で設立されたのですか。
管内各弁護士会が,それぞれ共同して特定の事項を行った方が,単独で行うよりその目的の達成に役立つとの観点からです。
 関弁連は,規約の中で,次のように定めています。
 「日弁連及び管内弁護士会と連絡をしながら,(1)司法の改善・発達並びに人権擁護及び社会正義の実現に関する事項,(2)管内弁護士の品位及び地位の向上並びに学術の研究に関する事項などを行う」と。
具体的に、どんな活動をしているのですか。
1 各弁護士会連合会が,独自の取り組みの外に共通して果たしているものとして,日弁連と連携を計りながら,管内各弁護士会の活動を支える事業を行っています。
 司法制度改革関連としては,弁護士任官の推進・非常勤裁判官の推薦(裁判官候補者推薦に関する委員会),下級裁判所裁判官指名諮問委員会及び地域委員会への協力(裁判官選考検討委員会),公設事務所・法律相談センターの開設援助,日弁連ひまわり基金法律事務所の三者協定(弁護士偏在問題対策委員会)。
 研修・業務関連としては,日弁連夏期研修,同新規登録弁護士研修の開催(研修委員会),法律相談事業に関するブロック別協議会,日弁連各種委員会の地区別協議会の開催。
 また,日弁連と管内各弁護士会との間にあって,日弁連の役員や委員等の推薦,日弁連からの管内各弁護士会への活動協力依頼や諮問・協議の仲介等の役割も果たしています。
2 次のような各種委員会活動や定例行事,情報連絡協議会等独自の活動も行っています。
1 各種の委員会活動
「民事介入暴力対策委員会」は,管内各弁護士会又はその会員が行う民事介入暴力事案の被害救済及び同事案の事前防止に関する諸活動を援助又は指導しています。また,警察庁その他関係官庁に対して,協力・要請・連絡・協議などの活動をしています。
「弁護士偏在問題対策委員会」は,弁護士偏在問題解決のための調査研究活動,偏在問題解決のための各種事業の企画立案,これらの活動を行う各単位弁護士会に対する支援などの活動をしています。
「外国人の人権救済委員会」は,日本国に滞在して就労,勉学その他の生活をする外国人に対する各弁護士会が行う,人権救済活動促進のための活動への協力,調整,情報交換を行っています。
「司法制度改革検討委員会」は,司法制度改革の実現の基礎となる条件整備など重要な司法の諸問題の調査・研究を行っています。
「法教育委員会」は,法教育の実践に必要な情報を集め,研究し,広く提供する活動をしています。国内の教材だけではなく,外国(主としてアメリカのもの)の教材についても収集し,研究しています。また,法教育の授業の進め方について知っていただくために,日弁連との共催で,弁護士や教員向けのセミナーを実施しています。
 法教育について知りたいという方のために研究会や勉強会などに,講師を派遣することも検討しています。また,現場の教員を招いて勉強会をするなどしています。
これらの他に,総務,財務,会報・広報,人権擁護,公害対策・環境保全,シンポジウムなどがあります。

2 定期大会とシンポジウムを開催
(1) 定期大会を,年1回開催して宣言や決議を行っています。これに基づいて,国・地方公共団体や関連諸団体に対して宣言文や決議文を送付したり,直接持参するなどの要請行動を行っています。
 過去の宣言・決議は,このホームページ内の「宣言・決議」をご覧下さい。
(2) シンポジウムを,毎年,定期大会に併せて開催しています。
 過去のシンポジウムの詳細は,このホームページ内の「シンポジウム」をご覧下さい。

3 地区別懇談会と法曹連絡協議会そして管内・行事実施等連絡協議会
〔地区別懇談会〕日弁連執行部と関弁連管内弁護士会会員との間で,日弁連の施策・活動方針等について意見交換・情報交換・連絡調整を図るために,年2回東京三会を除く10の弁護士会の持ち回りで開催しています。
〔法曹連絡協議会〕東京高等裁判所,東京高等検察庁,東京地方裁判所・家庭裁判所,東京地方検察庁との間で,「司法の運用改善のための情報を交換し,協議を行うことを目的」として,昭和42年以来,毎年1回関弁連の主催で開催しています。
〔管内・行事実施等連絡協議会〕管内各弁護士会が共通して抱える諸問題につき,相互に情報を交換し,連携し,協働するための協議を行なっております。
 最近では,弁護士大量増員問題対策に関連して,@修習生受け入れに関する管内弁護士会実務担当者交流会とA新入会員就職対応問題に関する管内弁護士会実務担当者交流会を開催。