HN:HK(東京弁護士会)
東京弁護士会のHKです。
今回は,関弁連だより214号の「わたしと地方」の編集裏話を。
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今年度から満を持して(?)お送りしている関弁連だよりの巻末企画「わたしと地方」ですが,お酒好きの私が東京のお酒をご紹介するのだし,せっかくだから行ってみよう,ということで,実際に行ってきました。酒蔵まで。
とはいえ,実際の醸造過程を見学しようにも締め切りまで時間もなかったことから,ひとまず酒蔵の雰囲気だけでも味わおうということで,酒蔵・醸造所に居酒屋が併設されているところを幾つかピックアップしてみました。
この種の企画では盟友でもあり,会報広報委員会の同僚でもある某氏に取材の趣旨を打診したところ,二つ返事でOKが出たことから,早速,事前に目星をつけていたところを回ることにしました。
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で,取材対象の第一弾として選んだのは,店内で地ビールを醸造している銀座の居酒屋ですが,その前にちょうど最終日を迎えた日比谷公園でのオクトーバーフェストへ。
例年,都内のあちこちで期間を区切って開催されていることはご存知の方も多いと思いますが,ちょうど日比谷公園でオクトーバーフェストが開催されていたことから,軽く様子見がてら覗いてみました。
...と言いたかったのですが,現地に行ってみると,会場内びっしりビアジョッキを片手に気勢を上げる人,人,人。とてもじゃないですが,特設のテーブル席になど座れる状況ではありません(決して女性の横ばかりを狙ったわけではありませんよ。)。
デポジットで借りるビアジョッキも相当な大きさで,これを片手に夕食などとても食べられないと悟った我々は,やむなく会場の一隅にある階段に座り込み,某氏が食べ物を買い出しに行って,解凍が追いつかないアイスバイン片手にドイツ仕込みのビール文化につかの間浸りました。ふと気がつけば,料理の匂いに誘われた虫が地面に置いた皿の真ん中に鎮座していたのは今となっては良い思い出です(笑)。
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そして,それぞれ2〜3杯ほど飲み,夜風に染みて体が冷え込んだところで,そのまま次なる取材対象である銀座の地ビール製造居酒屋へ。
店内に足を踏み入れた途端,またも既に盛り上がっている酔(っていらっしゃる)客に圧倒されながらも,やはり店内のすみっこに陣取り,さっそく地ビールをオーダー。
席に座るなりお客さんの一人が立ち上がってやたら地ビールの解説をしてくれたり,飲み物の注文を取り次いでくれたり親切だなあと思っていたら,なんと他のお客さんに混じって飲んでいたこの店のご主人でした(笑)。
ひとしきり地ビールを堪能した後に取材の趣旨をご主人にお伝えしたところ快くご承諾いただきました。どうも有難うございました!
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さてその数日後,今度は,JR八高線の拝島駅から更にタクシーで10分ほど行った福生市にある造り酒屋併設の居酒屋へ。相棒はまたしても某氏(笑)。
この居酒屋は20時30分ラストオーダーのため,当日は仕事も早々に切り上げ,18時ころには某氏と合流して拝島へ向かい,一路,目指す居酒屋へ。
現地でタクシーを降りるやいなや,先が見通せないほど延々と続く酒蔵の壁に圧倒され,また敷地内に足を踏み入れたら踏み入れたで今度は先端が見えないほどの高さの2本の欅にまた圧倒。
古い蔵を改造した店内にジャズ音楽が流れるというお洒落な雰囲気に我々はすっかり気圧されそうになりましたが,はるばる取材のためにやって来た以上,メニューにずらりと並ぶ日本酒を順番に攻略を開始しました。
...と言いたかったのですが,生粋のビール好きである某氏が日本酒のペースについて来られず,また,ラストオーダーの早さも相まって,残念ながら全銘柄制覇の目論見は露と消え去りました...。
その後21時30分になり,既に最後の客になっていた我々もさすがに居心地の悪さを感じ,そそくさと店を立ってひとまず立川へ。
通常なら取材終了ということで,そのままそれぞれの自宅がある都心に戻るところですが,早い時間に出来上がった状態の我々がそうするはずもなく,そのまま立川駅南口を放浪。地酒地ビールとは全く関係ない沖縄系居酒屋で泡盛を終電まで飲んで,取材のまとめに入りました。
で,ここまでくればさすがに立川から帰宅するところですが,更に出来上がった状態の我々がおとなしく帰るはずもなく,なぜかそのまま西荻窪の居酒屋へ。
...その後の記憶は定かではありませんが,次回の取材対象について議論し,何とかそれぞれ無事に帰宅したようです。
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と,ここで思い出したのですが,某氏と飲むようになった当初,彼が私と飲むことについて快く承諾していた某氏の奥さんも,さすがに帰りが遅いのに業を煮やし,このところイエローカードが累積していたのでした...。
またイエローカードが累積しそうですが,某氏こと委員長!これも広い意味での仕事だからご勘弁を(笑)。
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最後に,私が酒を飲むときにいつも思い出すこの含蓄深いお言葉を。
If all be true that I do think,
There are five good reasons we should drink:
Good wine - a friend - or being dry -
Or lest we should be by and by -
Or any other reason why.
~ Henry Aldrich(1700)
しかし,どう考えても伏せ字がバレていそうですが,これも年忘れということで,勘弁れん!
皆さま,どうぞ良いお年をお迎えくださいますよう!
(2014年12月26日)