堀内優香(長野県弁護士会)
関弁連会報広報委員会の委員に就任させて頂いて束の間,今年の夏,妊娠が発覚しました。このような極めて私的なことをこの場であらわにするのもどうかと思ったのですが,最近はずっと初めての妊娠とつわりに苦しんでおり,今回ブログの記事を書こうにも,それ以外の経験が中々頭に浮かばず他に書くことが見当たらなかったため,大変恐縮ですが,はじめてのつわり経験を書かせて頂くことにしました。
これまで私は健康体そのものでした。大きな病気にもかからず,また,性格的に体を無理させることもしませんでした。ご飯はしっかり食べ,次の日集中できないのが嫌なので夜も無理はせず(なので,付き合いが悪い...)しっかり睡眠をとり,休日はビリーズブートキャンプ(古い)でダイエットやジョギング,そんな健康的な生活を送り,具合悪さとは無縁に生きてきたので,このどうしようもない吐き気とだるさ,眠気,むくみ...自分ではどうにもならない,終わりの見えない苦しみが人生初の大きな不調で,辛くてたまりませんでした。食べることが大好きなのですが,ご飯も食べられず,秋に入って美味しいものがいっぱいあるのに食べられない...吐いてばかり...仕事もいかなきゃならないし...期日は待ってくれないし...ブツブツと愚痴ばかりです。(すみません)
テレビや雑誌でみかける芸能人やモデルさんたちが「楽しいマタニティーライフを送ってます」とか,本当に「ありえん!」と思っていました。
ただ,最近になってようやく私も落ち着いてきました。ピーク時を振り返ってみて,何とかあの期間を乗り越えられたのは,子どもがお腹の中にいるという喜びと夫や家族による応援,そして,職場や仕事仲間の温かい対応につきます。
夫は,家事という家事を殆どやってくれました。
また,私はイソ弁なのですが,ボスの弁護士は私を本当に可愛がってくださる先生で,今回の妊娠にも大変理解をしてくださりとても助かりました。幸い,私には個室があるので,期日の間などちょっと時間がある時には人目を気にせずゴロゴロできました。床でゴロゴロするのを見かねたボスが部屋にソファを入れてくれました。事務所の事務員さんたちも皆気を使ってくださって,遠方の接見などの送り迎えまでしてくださり,いたせりつくせりでした。委員会なども多々お休みを頂くことがあり,その際は,周りの先生方が快くフォローをしてくださいました。
このような周りの温かいご支援により,何とかつわりのピークを乗り越えることができました。この場を借りて皆様に御礼を申し上げたいです。
他の妊婦さんが皆私のように恵まれた職場環境でお仕事ができているわけではなく,大変な方もいらっしゃるのだろうと思います。世の妊婦さんたちが「周りのおかげで何とか乗り切れた。みんな,ありがとう!」と声を張って言えるような社会になってくれればいいな,と思います(感謝の気持ちも大切ですね)。
すみません,長文になってしまいました。私の個人的な愚痴と感想に付き合わせてしまい,勘弁れん!
(2015年11月17日)