関東弁護士会連合会ブログ「調子に乗って勘弁れん」

關野　文士（山梨県弁護士会）

　私が弁護士登録したのは平成２０年９月のことでした。早いものでもう丸８年弁護士として活動したことになります。

　この間たくさんの事件に携わり，多くの関係者と接することにより弁護士として，そして人間として成長できたと思っています（もちろん至らぬ点が多々あることも自覚しております）。

　私は，弁護士登録して２年目から独立して自分の事務所を構えました。独立した一番大きな理由は，私の実家が税理士事務所を経営しておりその事務所と同じ場所で弁護士事務所を開き，多角的な法的サービスを提供できるようになりたいと思ったことです。

　独立当初も，そして今も自分で弁護士事務所を開設してよかったと思っています。ただ，一点物足りなく思っていることがあります。それは，同僚というかパートナーがいないということです。

　昨年私の同期の弁護士が独立しました。気の合う優秀な弁護士です。共に弁護士として働くようになった当初から，「こいつと一緒に働きたいな。」と思っていました（向こうはどうか知りません）。本来であれば，同期が独立すると聞いたとき，「一緒にやろうぜ。」と言いたかったですが，双方の事情もあり叶いませんでした。

　こちらの事情のみお話しますと，ずばり「事務所が小さい！」ということです。私の事務所は，２フロアを税理士事務所と分けているため私の占有スペースが狭いのです。今は弁護士一人事務員一人の態勢で経営していますが，二人分の机と本棚，打ち合わせ用机を置いてしまうと空きがありません。なので，「もう一人」のスペースを事務所に用意することができないのです。

　ですから，私は，今大きな事務所に憧れています。それならさっさと新しい事務所を造ればいいかもしれませんが，先日マイホームを建てるために多額のローンを組んだ身としては躊躇してしまうのです。

　いつになるか未定ですが，いつか大きな事務所に引っ越し，そして気の合う優秀な同僚と一緒に弁護士事務所を経営したいと考えております。

　私事ばかりを縷々述べてしまいましたが，勘弁れん。