若林 茂雄(第一東京弁護士会)
はまゆう山荘
次なる目的地、倉渕川浦温泉の温泉宿泊施設はまゆう山荘へ。はまゆう山荘は、森の木々に囲まれた石と木がみごとに組み合わされた北欧のシャトーを思わせる重厚な建物(建築業協会賞を受賞)。お目当ては、名物の海軍カレーと温泉。
群馬県高崎市のはまゆう山荘の名物が何故海軍カレーなのか。
時は遡って幕末。幕府勘定奉行の小栗上野介忠順。上野国権田村(現在の高崎市倉渕町)に領地を有する小栗が横須賀製鉄所(造船所)の建設を進めた縁で、1981年に倉渕村(当時。以下同じ)と横須賀市が友好都市提携を結び、1987年に横須賀市が市政施行80周年記念事業として小栗終焉の地である倉渕村に同市の保養施設としてはまゆう山荘を建設。
この山荘が2005年に横須賀市から倉渕村に移譲され、現在、一般財団法人倉渕ふるさと公社が運営している。
横須賀商工会議所が事務局を務める「カレーの街よこすか事業者部会」に横須賀市外から唯一参加しているのがはまゆう山荘。
というわけで、はまゆう山荘といえば海軍カレー、横須賀市以外で唯一海軍カレーを食べることができるところだそう。レトルトのはまゆう山荘オリジナル海軍カレーをおみやげに売っている。
昼食は、吹き抜けロビーラウンジ先の2階食堂で、もちろん海軍カレー。英国風のとろみのあるルウで、色が濃くマイルドな味。山の幸入りがはまゆう山荘独特だそう。
次に、山荘敷地内の自家源泉はまゆうの湯の温泉。泉質は、含鉄(Ⅱ)-ナトリウム・カルシウム-塩化物冷鉱泉(低張性中性冷鉱泉)。pH7.0、泉温21.5℃、湧出量26.6ℓ/分。温泉天国群馬県で唯一の含鉄泉とのこと。浴槽の湯は濃厚な茶褐色で、鉄臭さを感じる(湯上りによく体を拭かないと下着に色がつく)。冷泉を加温したお湯だが、肌ざわりが柔らかく、よく温まる。
旅の中締め
温泉でくつろいだ後、大自然に囲まれた豪華な温泉宿からサロンバスは一路高崎駅へ。無事に高崎駅前で解散とあいなりました。2日間ほんとに楽しかったー。☺
群馬県の吉野前常務理事はじめ、いろいろ旅行の手配をしてくださった方々に心から御礼申し上げます。
参加者の皆さん、ご苦労様でした。今回は残念だった方々も一緒に、次回も、その先も、よろしくお願いします。
おっと、忘れるところだった。最後に、調子に乗って関弁れん!
(終わり)
(2023年06月22日)