関東弁護士会連合会は、関東甲信越の各県と静岡県にある13の弁護士会によって構成されている連合体です。

宣言・決議・意見書・声明等宣言・決議・意見書・声明等

2022年度(令和4年度) 意見書

中華人民共和国政府に対し,新疆ウイグル自治区におけるウイグル人に対する人権侵害について,国際機関による調査を受け入れ,必要な被害者救済措置をとることを求める意見書

第1 意見の趣旨

 中華人民共和国政府に対し,新疆ウイグル自治区におけるウイグル人に対する中華人民共和国政府による人権侵害について,国連人権高等弁務官その他の国際機関による調査を受け入れ,人権侵害の事実が認められた場合には,その被害者に対し速やかに必要な救済措置をとることを求める。

第2 意見の理由

2022年(令和4年)5月13日

関東弁護士会連合会   
理事長 若 林 茂 雄

※2 当連合会の外国人の人権救済委員会は,2021年7月から12月にかけて委員会内学習会で日本に暮らすウイグル人の団体である日本ウイグル協会の話を聞いたり,在日ウイグル人に対する法律相談セミナーを実施したり,日本ウイグル協会と意見交換会を実施したりして,調査を重ねた。

※5 1993年の世界人権会議で採択されたウィーン宣言及び行動計画第4項第2文は「すべての人権の助長及び保護は国際社会の正当な関心事項である」としている。また,ロシア連邦によるウクライナ軍事侵攻に対しては,当連合会はもとより,日本弁護士連合会をはじめ多くの弁護士会がロシア軍の侵攻を非難し即時撤退等を求める会長声明・談話を発出している。

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