【内容】
いじめ、虐待、性犯罪といった理不尽な危険に、子どもは晒されています。このような危険は、見て見ぬふりをする大人によってさらに深刻化することがあります。しかしながら、このような危険を外部から発見することは、必ずしも容易ではありません。
本書は、法律が私たちの自由で安心な生活を守るためにあることを、小学校高学年以上の人が理解できるように解説しています。特に子どもに関係のある法律をピックアップしており、子どもが普段の生活で疑問に感じそうな問題意識を丁寧に説明し、問題解決の道筋を示しています。
本書を読んだ子どもは、問題意識に法的根拠を与えられて、危険に対して早めのSOSを発信できる能力を身に付けられるように思います。また、本書を読んだ大人は、子どものSOSを早期にキャッチして、問題解決に導く能力が身に付くように思います。
子どもを取り巻く社会問題の解決に一石を投じる良書であり、子どものみならず、子どもと接する機会の多い大人にもおすすめです。
【主要目次】
第1章 刑法
第2章 刑事訴訟法
第3章 少年法
第4章 民法
第5章 民事訴訟法
第6章 日本国憲法
第7章 いじめ防止対策推進法
以 上