【内容】
法教育の研究や実践を共同して行っている大阪弁護士会所属の弁護士と、大阪府内の高校教員が執筆した「法むるーむ」(2016年)の改訂版である。「情報リテラシー」、「ジェンダー平等」「国際離婚」等のテーマが新設された。2016年版と同じテーマでも、事例が改訂されているものもある。
「公共」がスタートしたことを念頭に、身近な事例(当事者の会話)を通して、「公共」で取り扱う内容の法的な考え方を学べるようになっている。コラムも豊富である。巻末には、関連する法律の条文や相談窓口の紹介もある。
授業で使用する教員向けには指導案も用意されているので、授業で取り扱いたいテーマと共通するテーマが掲載されていないか、一度、手に取ってみてはいかがだろうか。
【主要目次】
01 なかったことにできないの? ~契約~
02 儲け話にご用心 ~消費者問題~
03 フェイクニュースに注意 ~情報リテラシー~
04 事故は突然に ~交通事故~
05 はじめてのバイト ~雇用と労働の問題~
06 カタチのないものを守れ ~知的財産権~
07 クラスメイトが逮捕されてしまった! ~少年事件(窃盗事件)~
08 裁判員に選ばれた!? ~刑事裁判と裁判員裁判~
09 シンボルの木は伐採しないといけない? ~政治参加(主権者教育)~
10 家庭訪問してみたら ~児童虐待~
11 まさか彼がDV男だったなんて… ~デートDV~
12 おばさんのパートナー ~ジェンダー平等~
13 スポーツから考えるフェア ~公正とは何か~
14 ポスターを守れ ~立憲主義と民主主義~
15 国際離婚? 子どもはどうなる? ~国際法~
以 上