実際の刑事裁判を傍聴と,その傍聴した刑事裁判を踏まえ,法曹実務家の視点から刑事裁判手続の意義等について解説を行うものです。
1回の公判期日で判決を除いた冒頭手続⇒証拠調手続⇒弁論手続までの一連の手続すべてを終える,第一審公判手続の流れを把握しやすい事件(一回結審の事件)を中心に,複数の刑事裁判を傍聴していただきます。
そして,その傍聴していただいた事件の概要を踏まえて,冒頭手続⇒証拠調手続⇒弁論手続⇒判決に至る第一審公判手続の流れを説明し,当該傍聴事件についての解説を行い,また質疑応答も行うことで,刑事裁判手続の理解が深まります。
また,刑事裁判傍聴をどのように授業に生かしていくか,刑事裁判手続をどのように理解してもらうかといった事項について弁護士と教員とで意見交換を行います。