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弁護士偏在問題~ひまわり~
支部等調査報告
「第2回支部等調査(北茨城市、高萩市)」のご報告
弁護士偏在問題対策委員会委員 加畑 貴義(東京)
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支部等調査とは
弁護士偏在問題対策委員会では、関弁連管内の弁護士の少ない支部等を中心に、年2回程度、当地の裁判所、検察庁、市役所、商工会議所等の訪問や、弁護士会との協議会を行っています。
今回は、2025年度第2回調査として、第1回に引き続き種田理事長ご同行のもと、令和8年2月2日から3日まで、茨城県(種田理事長のお膝元!)の北茨城市及び高萩市を訪問しました。北茨城市の人口は約3万9千人、高萩市の人口は、約2万5千人の比較的小さな自治体です。少し北に行くと福島県いわき市、南に行くと日立市の大きな2都市に挟まれています。
太平洋沿岸で気候も穏やかであり、そこまで弁護士過疎とは考えなかったのですが、両市とも弁護士の数は0です。両市とも弁護士偏在地域と言え、今回はその実態の調査でした。
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北茨城市を訪問調査
2日午後1時に磯原駅に集合し、北茨城市役所、社会福祉協議所、商工会議所を順に訪問し、協議会を行いました。市民向けの法律相談体制ですが、年間で計12回開催されるそうです。件数は令和4年度は93件、令和5年度は110件、令和6年度は90件と、少ない印象を受けました。また法律相談の時間が各20分と短く、委員会からは、相続や遺産分割などの案件は相談を聞くだけで、ほぼ時間を使ってしまうのではないかとの懸念が示されました。また各種相談において、司法書士や行政書士が活躍されているとのことであり、弁護士過疎の形が浮き彫りになっていました。市役所から「高齢者や障害者などは、遠くの自治体までの移動手段がない、経済的困窮者のために市内での弁護士開業を希望する」との話がありました。
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茨城県弁護士会との懇談会
その後、磯原町のホテルに移動し、茨城県弁護士会との懇談会が行われました。同会の遠藤俊弘会長をはじめ茨城県弁護士会から多くの先生にご参加頂きました。茨城会の先生方から「南茨城地区と西茨城地区に比べ、北茨城地区は司法サービスがまだ整っていない」との話がありました。確かに、北茨城地区においては日立市こそ9人の弁護士がいますが、北茨城市、高萩市、常陸太田市、大子町、常陸大宮市、那珂市と、弁護士は0の自治体です。深刻な弁護士過疎の地域であり、早急な対策が必要だと実感しました。
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茨城県弁護士会との懇親会
懇談会の後は、新鮮な海の幸と美味しいお酒を楽しみながら、参加者の先生方の楽しい自己紹介を堪能しました。二次会では、最後に恒例の「サライ」を、皆で肩を組んで歌いました。茨城会と当委員会との絆が大いに強まったと思います。
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高萩市を訪問調査
翌日は高萩市に移動し、高萩市役所と社会福祉協議会との懇談会を行いました。高萩市役所においても「弁護士に開業してほしい」との話が出ました。また職員の方から、弁護士の相談会と同様、行政書士の相談会も行っているとの話があり、棲み分けをどうしているのかを訪ねたところ、相続の相談をある程度行政書士の相談会に割り当てているとの話がありました。相続問題の紛争性に関しても、協議を行いました。
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さいごに
両市と協議して感じたことは、弁護士が近くにいないため、弁護士の使い方に長けていない節が見られました。
茨城県はすでに南茨城地区の牛久、西茨城地区の下妻、そして本庁の水戸に法テラスの法律事務所を設置して頂いています。可能であるならば北茨城地区にひまわり公設事務所か法テラスの事務所を置いて頂けたらと感じました。
茨城県弁護士会の先生方、各訪問先の皆様に感謝申し上げます。
北茨城市役所前にて
高萩市役所前にて
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