【内容】
法教育とは何か?なぜ,今,法教育が大切なのか?法教育は,社会に何をもたらそうとしているのか?
法教育の必要性が叫ばれて久しい現代社会において,教育関係者に対するアンケートに基づいて教育現場における法教育の現状や普及の問題点等を検証し,実践例を踏まえながら法教育における研究者や法律実務家と教育現場との連携の意義や法教育普及のための戦略を詳述した,まさに「これからの法教育」を考える上で,教育関係者,法律実務家,研究者必携の書である。
なお,資料編として,関東弁護士会連合会が考える,あるべき法教育の指導内容をまとめた「法教育指導要綱案」,実際に実践授業で使用した学習計画やワークシート,配布資料等をまとめた「授業案」などが盛り込まれており,類書にない内容となっている点でも,非常に貴重かつ実践的な書籍である。
【主要目次】
第1部 法教育とは
第1章 法教育がめざすべきもの
第2章 これまでの法教育の取組み
第3章 法教育普及のために ~戦略的取組みの必要性~
第2部 子どもたちへの法教育
第1章 子どもたちを対象とする法教育
第2章 学校教育における法教育で重視すべきこと
第3章 学校における法教育の現状分析
第4章 学校教育における普及の障害,問題点
第5章 新学習指導要領の下での学校における法教育
第6章 法律実務家と教育者との連携
第3部 現場における連携の実践例
第1章 授業実践について
第2章 実践例 ~配分的正義を題材として~
第3章 実践により確認された連携の意義
第4章 実践により明らかになった連携方法についての考察
第4部 法教育普及のための戦略
第1章 戦略の必要性
第2章 法教育普及のための戦略
第5部 まとめ
資料編
資料1 「子どものための法教育」に関する宣言
資料2 法教育指導要綱案
資料3 海外における法教育の取組み
資料4 連携による授業案
資料5 参考文献等
以 上