
 法教育
法教育
【内容】
							「交渉」。
							平たい言葉で言えば「話し合い」。
							交渉は得意ですか?と聞かれて、「はい」と答えられる人はそれほど多くないのではないだろうか。
							ちなみに、「交渉(話し合い)」とは、自分の意見を押し通すことではない。相手を論破することでもない。
							本書の言葉を借りると、お互いが納得できるプロセスを経て、お互いが納得できる解決策(Win-Win)を目指すことである。このような「交渉」について、小学校の教員を対象に、理論と実践例をまとめたのが本書である。
							執筆には、大学や高校等の教育関係者だけでなく、日々「交渉」している企業人・弁護士・裁判官も加わっている。
							前半の理論編では、交渉に必要な7つの指針や条件、子どもたちの発達段階に応じたポイントが解説されている。
							後半の実践編では、10の授業例について、学習計画や指導案、ワークシート、指導案作成の元になったエピソードなどが掲載されている。
							良い交渉ができるようになれば、きっと社会で生きやすくなるであろう。多くの人が納得できるケースが増えれば、きっと良い社会になるだろう。
							本書を利用して、子どもたちに、じょうずに話し合う方法を身につけてほしい。
						
							【主要目次】
							はじめに
							【理論編】 小学校における交渉教育とは何か 
							第1章 学級・学校での「もめごと」を超えて-良い話し合いができる学習へ- 
							第2章 良い話し合いをするための7つの指針
							第3章 オレンジ事件(紛争)
							第4章 小学校生活における交渉教育の必要性
							第5章 交渉教育における教材開発の視点と手順
							コラム1 【交渉のフロンティア】企業と交渉
							コラム2 【交渉のフロンティア】いろいろな配役を演じてみよう
							【実践編】 ウィン・ウィン(win-win)を目指す実践的授業とは何か
							低中学年
							第6章 「1つのオレンジをどう分ける!?」-演じて、観客になって観て、そしてみんなで考えよう- 
							第7章 皆が納得できる仕事の分担の仕方を考えよう
							第8章 掃除当番を決めよう
							第9章 件(くだん)の宣言
							コラム3 【交渉のフロンティア】裁判における交渉
							コラム4 【交渉のフロンティア】ルールを探そう
							高学年
							第10章 こうへい君は本当に悪い?
							第11章 みんなが納得できるものさしで議論しよう
							第12章 みんなで仲よくバスケットゴールを使う方法を考えよう
							第13章 緑のカーテンプロジェクトを成功させよう!
							第14章 好きなもの嫌いなものゲーム
							第15章 ウィン・ウィン(win-win)のために最善の代替案を考える-交渉の強さを高め、解決へ導く手法-
							おわりに
						
以 上